2025年10・11月号

衣替えのたびに虫食い穴を発見します。
薄手のお気に入りのセーターは捨てるに忍び
なく、繕うことにしました。

セーターを裏返しニードルフェルト用の
羊毛を小さく丸めて穴に当て、上から太い
針で押し込むように軽くプスプスと刺して
いくのです。
表に毛の塊が出過ぎないようにフェルト化
させていくと引っ張っても穴が見えないく
らいに塞がります。
残った羊毛でワンコをひとつ
作ってみました。

翌年さらに穴が増えたセーターは、
ミシンで縫いインナーに作り替えました。
もうメリノウール購入は断念しようかとも
思うのですが、繕う時間も愛おしくて逡巡
しているところです。



「なんでも捨てない。自分で直す方法を
学びたい。ネットじゃなくてね。」
主婦の学校(配給Kinologue)≠ニいう
ドキュメンタリー映画を観てきました。
初めての授業はピクニックでベリー摘み。
ビンの消毒、砂糖の分量の計算、理論を
学び、摘んできたベリーでジャムを作る。
テーブルセッティングや掃除、洗濯など
「今を生きるために必要なことを学ぶ」
アイスランド・レイキャビクにある
創立80年(撮影当時)の家政学校。
卒業生の男性は授業で作った子供服を手に
「自分の面倒は自分で見たかった」と
入学の動機を話します。
近隣や学校に携わる人々、
生徒や教師の家族を招いての
コーヒービュッフェと作品展のシーンが
特に印象的でした。
「わからないままやっていれば生活が
つまらなくなる」物事の成り立ちを知り、
体験してゆくことの大切さを
私も学びました。

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