フクジュソウ

北の海辺の村の
ヨメナカセ
キンポウゲ科
フクジュソウ属
花期 3〜4月
日本の野生品と同じものが、東シベリアや中国大陸に分布し、
アムール・アドニヌ(アムールの美少年)の英名で呼ばれるが、
幸福と長寿のむすびついた日本名の福寿草の名がいちばんよい。
佐渡金銀山の奉行川路聖謨(としあきら)も「この国の金山の福寿草は銘物なり」とし、
「福(さいわい)の寿じ春に千よや経むこがね花咲くこの山の草」と黄金山での採金が千代に栄えむの願いを歌に託した。
「福寿草家のどこかに母のゐて 五行」。
「妻の座に日向ありけり福寿草 波郷」。
母がいて、妻がいて、福寿草の花がまぶしくて、なによりの新年である。
正月に花を咲かせるには、鉢植えを年末3日間、夜だけ浴槽に箱を浮かべて乗せておく。
フタで密閉しないでこと。
元旦は3分咲き。次々とゆっくり咲かせるのがよい。
佐渡でも冬の季節風に直面する北西むきの海岸カシワ林内に大群生する。
冷たく寒いことが好きな花である。
和木では「フクジョ(フクジショウの角芽)が出ると野良仕事」という。
鷲崎、願、北鵜島では開花が嫁の外仕事を告げる花。
ムギの肥えくれの長桶負いがはじまる。
この花をヨメナカセと呼んでいる。
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