オトギリソウ

切傷・打撲症の
秘薬
オトギリソウ科
オトギリソウ属
花期 7〜8月
オトギリソウは弟切草と書く。
「和漢三才絵図」(1713)に初記されているが、
平安時代(1713)晴頼(せいらい)という鷹匠は鷹の傷口を治す薬をもっていた。
実の弟が秘薬名を恋人にもらしたので、大いに怒り弟を切ったのが弟切草の名前の由来という。
茎の高さは40aほど、葉が対生し茎を抱く。
葉や萼に黒い細点が散らばるが、これは弟を切った時の血しぶきだという。
細点は葉、萼、花びらの外側にあるが、これは油点で、オトギリソウ属の特徴である。
花は日中だけ開く。
佐渡の最初の記録は「佐渡嶋菜楽譜」
(1736)で「柳葉劉奇奴(りゅうきぬ)ヲトキリス 方言ヲトギリソウ」とある。
鷹の秘薬だけでない。
生葉のしぼり汁を塗るが人の切り傷や打撲傷に不思議なほど効く。
また日干しにしたものを煎じて塗ってもよいし、また浴料にしてもよい。
リュウマチや神経痛に効く。
成分のタンニンの消炎・止血・収斂(しゅうれん)作用で外・内用してよい。
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