2025年2・3月号


新潟県の地震 


文 有泉 純


有紗 
早いもので、今年も師走になったな。
一月一日に起きた能登半島地震から、もう一年がたったのね。

霊夢
そうだよな。
元日だったもんな。
佐渡だって、震度5強のところがあったし、
津波警報も出た。

有紗 
うん、
私の家も揺れたもん。
いろんなものが落ちてきたしね。

霊夢 
能登半島は本当に大変な一年だったよな。
河川氾濫での被害も出たしな。
よし、今回は地震についてだな。
有紗は覚えているかい、今年の夏、
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が
初めて発動されのを。

有紗 
ああ、あれね。
ニュースでやっててあらためて、
日頃からの準備が大事だと思い知らされたわ。

霊夢 
だよな。
俺もそう。
南海トラフについては、もう何十年も叫ばれていることとはいえ、
初めての南海トラフ地震臨時情報の発表となると、
そりゃあ緊迫するわな。
発端は二〇二四年八月八日、宮崎県日向灘でマグニチュード7.1
の地震が発生したことを受け、気象庁が発表したんだ。九州から
関東にかけての広範囲だからな。

有紗 
うん、
巨大地震が来るなるかもしれないって思っちゃったもの。

霊夢 
前回の地震から七〇年以上が経過している。
南海トラフで最後に発生した地震は、一九四六年十二月二一日に発生し、
和歌山県潮岬の南方沖を震源としてマグニチュード8.0を記録したんだ。
高知県四万十市を中心に甚大な被害をもたらした巨大地震だったんだ。

有紗 
マグニチュード8.0なんて怖すぎ。
東京マグニチュード8.0なんてアニメもあったしね。

霊夢 
じゃあ、今度は新潟を見てみようか。
新潟県中越地震は、二〇〇四年(平成一六年)十月二三日に
新潟県中越地方を震源としてМ6.8の地震だったんだぜ。
46人の犠牲者が出た。それに新潟県 は全国的に見ても、
地すべりなど土砂災害の多発地帯でもある。
中越沖地震は、二〇〇七年(平成一九年)七月一六日 に発生し、
新潟県中越地方沖を震源とする地震だった。
マグニチュード (М) は6.8、最大震度は6強。

有紗 
そうよね、私小さかったけど覚えているわ。

霊夢 
一九六四(昭和三九)年六月の新潟地震は
いろんなことの転機になった地震だぜ。
震源地は、新潟県粟島沖、マグニチュード7.5、震度は5。
この地震では、能登半島の地震で新潟区が「液状化」したが、
この時もそうだった。新潟市内では鉄筋コンクリートの建物の多くが
傾いたり沈んだりした。
26人が亡くなった。
あとは日本における最大級の石油コンビナート災害が起き、
143基の石油タンクが延焼し、その火災は一二日間続いた。

有紗 
へえー、一二日間も続いたの。

霊夢 
それがきっかけとなり、地震保険が二年後に誕生したんだぜ。
もちろん石油コンビナート防災見直され、液状化へ研究も始まった。

有紗 
そうなのね、知らなかったわ。

霊夢 
記録を紐解くと、佐渡では一八〇二年一二月九日(享和二年一一月一五日)
に、佐渡の小木付近で発生したマグニチュード М6.5から7.0と
推定される地震があり、享和佐渡地震とも呼ばれている。
津波はなし。
ちなみに能登半島地震の時に、佐渡沖に活断層の「割れ残り」があり、
大きな揺れが引き起こす恐れがあると専門家から指摘されたな。

有紗 
そうそう、けっこう余震が続いたのよね。

霊夢 
怖がらすつもりはないけれど、佐渡でも地震があったね。
二〇二四年一月九日 佐渡付近を震源とする地震が発生し、
県内では震度5弱。
二〇二四年二月一五日、佐渡付近でマグニチュード5.1。
二〇二四年二月七日、佐渡付近でマグニチュード5.1の地震。
二〇二四年一二月二日、佐渡付近でマグニチュード4.1、震度1。
二〇一九年二月八日、佐渡付近を震源、
佐渡市で最大震度5強を観測している。







有紗 
やっぱり日頃の備えが大事なのかもね。
家に帰ったら備品を確認してみようっと。

霊夢 
うん、それがいいな、有紗。
あとは地域の特徴も把握しておいた方がいいな。
佐渡市が制作したハザードマップには「土砂災害警戒区域」
「洪水浸水想定区域」「津波浸水想定区域」のほかに、
「避難場所等」を掲載している。

有紗 
ほんと、そうよね。

霊夢 
一九六四(昭和三九)年六月の新潟地震では、
両津で高さ2・0メートルの津波が発生し、両津市で400戸近くが
浸水しているしな。
対馬暖流の影響で、夏は本土よりも涼しく冬は暖かい佐渡だが、
土砂災害や洪水も起こるときは起こるものだ。
地域住民の高齢化・人口減少、近年は発生していないからという
防災意識の低下が、取り組むべき点だろうな。









  

佐渡情報

2013 S*Life all right reserved.