2025年4・5月号
佐渡にこいっちゃ
文 有泉 純
有紗
まだまだ寒い日が続いているけど、
世間では受験や就職先など、年度末が近づいてきているわね。
私の友達に佐渡への移住を考えている親子がいてね、
すごく乗り気なのよ。
近い将来に佐渡移住を実現したいんだって。
霊夢
そりゃあ、いいことだ。
東日本大震災後や、コロナの後でも移住ブームになったもんな。
リモートワークは普通になったし、
都市部に顕著な物価高に後押しされて、今後も続いていくかもな
。よし、今回の話題はそれでいこう。
佐渡にこいっちゃ、だな。
有紗
いいね、
佐渡にこいっちゃ、なんて。
でさあ、友達には具体的にどんなアドバイスができると思う?
私はさ、子供いないからよくわからないのよ。
霊夢
うむ、佐渡市のホームページを見ると、
様々な支援が受けられるようになっている。
少子高齢化が進む佐渡では、対策の一環として移住したいという
人を積極的に支援している。
まあ、それはそうだな。
従来は、佐渡で育っても、進学や就職で一度島外に出るという人
が圧倒的に多かった。
若い人にとって佐渡はチャンスと可能性に恵まれているとは
映らないようだ。
ただ、ある程度の年齢になると逆に、親の介護や佐渡の自然の
恵みを求め、帰ってくる人が多いのは事実だ。
そういう傾向がずっと続いてきたからな。
まあ、いろいろな理由があってのことだろうけど、
移住の場として佐渡を考えてくれる人がいればいろんな意味で
よいこと、であることは間違いないな。
有紗
そうね。
佐渡とあまりゆかりのない都会の人たちが佐渡を見る視点と、
島で生まれ育ってきた人たちが見る佐渡は違うよね、
と思うことがあるもの。
えー、こんなところ見ていたんだ、ってさ。
地元の人にとっては当たり前なのにね、
ということが、ブログに書かれてあったりして。
霊夢
そうだよな。
そういう別の視点があると、もしかしたらビジネスにも繋がって、
活気が出てくるということもあるだろうしな。
例えばさ、佐渡市には「移住支援金」というのがあって、
就職や起業のために佐渡へ転入する人たちに向けてのものだ。
2人以上の世帯なら100万円、単身だと60万円が支援される。
有紗
へー、そうなのね。
霊夢
移住の後押しをしようという支援はまだあるぜ。
例えば、Uターン(地方出身者が都市部へ移住したあとで、
再び地方へ移住すること)の場合、年間で最大30万円まで
援助されるし、Iターン(出身地は都市部で、就職は地方)
だと年間で最大15万円が支給される。
「引越費用補助」というのもあり、新潟県外に5年以上居住し、
佐渡市へ転入した若者世帯へ支給され最大で5万円まで。
他には「UIターン者奨学金返還支援事業」というのがあり、
奨学金の返還を補助してくれるものだ。
佐渡市に転入し、就労している人へ向けて、Uターンだと年間
で最大30万円、 Iターンの場合だと15万円が支給される。
有紗
うわあ、奨学金の返済を助けてもらえるわけね。
霊夢
そうなんだ。
ぜひ活用したい支援制度だよな。
他にも知っておきたい制度はまだあるぜ。
「佐渡市若者移住家賃補助金」もそうだ。
新たに佐渡市に転入した若者世帯が佐渡市内の民間賃貸住宅か
「佐渡市空き家情報」ページに掲載された物件を借りた場合、
家賃を最大で月2万円補助する。
なかなかありがたいと思うぜ。
有紗
家賃までなんて致せり尽くせりじゃない。

霊夢
その他にも佐渡市では、ユニークな子育て支援を行っている。
佐渡市のホームページには「多子世帯出産成長祝金事業」と
あり、3人目以降の子どもが産まれた世帯に総額200万円
を支給することや、18歳未満の児童が3人以上いる世帯で、
初めて住民基本台帳に登録されるのが佐渡市である場合には、
成長祝金として総額200万円を支給しているんだ。
また、子どもを預かってもらえる「ファミリーサポートセンター」や、
育児相談もできる「子ども若者相談センター」などもあるんだぜ。
有紗
これはぜひ友達に伝えなくちゃ!
霊夢
豊かな自然に囲まれた佐渡でぜひ、子育てをしながら生活を
満喫してもらいたいものだな。
ちなみに佐渡市への転入者は近年で1000人ほどいて、
なかなかの数字だとは思うけどね。
有紗の友達も佐渡で自分の求める環境が見つかるといいな。
なにせ佐渡にはいろんな魅力があるからさ。


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